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感染症対策と避難生活

公開  カテゴリー: コラム

               
災害時、身を守るために大切なこととして「避難すること」が挙げられます。 
ただし、感染症が流行・蔓延している場合は、避難生活での感染症へのリスクも考えなければなりません。避難する必要が生じたとき、どんなことに気をつければよいのかをまとめました。 
 
【避難場所を考える(分散避難)】 
災害時の避難所へは地域の住民が一度に避難するため、人の密集が予想されます。感染症が流行している際の避難は、分散避難を心がけましょう。分散避難とは、避難所への避難を行わず、さまざまな場所に分散して避難することです。日頃から、避難所として指定されている避難場所以外にも、どのような場所が避難先になりうるか、災害のリスクから身を守れる場所を考えておきましょう。災害の種類やレベルに合わせて、複数のパターンを考えておくと、いざという時に慌てずに行動することができます。 
■分散避難できる場所 
・安全な場所に住んでいる親戚・知人の家(頼れる人がいる場合) 
・車中泊(一時的な避難場所として) 
・自宅で復旧を待つ(危険がない場合に) 
・ホテル滞在 
 
ただし、周囲に危険がある場合や、少しでも不安に感じることがあれば、独自の判断をせずに、指定されている避難所へ避難しましょう。 
 
【指定避難所へ避難する際の注意点】 
分散避難が不可能な場合は、指定の避難所へ避難することになります。避難所では、人があふれ、密閉・密集・密接になることが考えられます。避難生活を送るうえでの感染のリスクを減らすための対策と、注意点をご紹介します。 
 
■避難所へ持参するもの 
・マスク・マスクケース(感染防止のため) 
・アルコール手指消毒薬(除菌ウエットティッシュ) 
・使い捨てポリ手袋 
・固形せっけん・ハンドソープ 
・体温計 
               
緊急時持ち出しの防災バッグに、これらがあると感染防止として活用できます。 
マスクはマスクケースに保管し、清潔に保ちましょう。マスクがない場合は、ハンカチやタオルで口と鼻を覆い代用します。また、共用物に触れる際は使い捨てのポリ手袋を使用するほか、せっけんで手を十分に洗いましょう。洗うことができないものはアルコール消毒液での除菌が有効です。 
 
■避難所生活での感染対策と注意点 
・避難所へ入る前に体温と体調を確認 
・できるだけ人との間隔をあける(可能であれば2mほど) 
・人と向かい合わない(背を向けて座る) 
・密接した状態で会話をしない 
・定期的な換気 
・手洗い・うがいの敢行 
・定期的な体温と体調の確認 
 
避難所では不特定多数の人との共同生活になります。自分が出したごみの処理方法や、共用領域(トイレや手洗い場)の使い方に留意し、衛生状態の改善・保持をこころがけましょう。エチケットを守ることが、周囲への感染防止につながります。 
また、検温と体調確認を定期的に行い、発熱があった場合や体調がすぐれない場合はすぐに避難所の係員へ報告しましょう。 
 
災害と感染症の両方から身を守るためには、適切な判断と十分な準備が必要です。 
分散避難場所、避難生活での行動、ともに日頃からの準備とイメージトレーニングをおすすめします。 
 
※本記事は、下記ホームページの情報を基に株式会社パスカルが作成しました。 
 
・厚生省ホームページ『災害時における避難所での感染症対策』 
 
・内閣府ホームページ 『避難所の生活環境対策』
 
・内閣府ホームページ『あなたのまちの避難所について』

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