見知らぬ土地で災害に遭遇したら?
公開 カテゴリー: 企業の災害対策に関するコラム, 地震に関するコラム, 気象・天気に関するコラム
旅行先や出張先など、慣れない土地で突然の災害発生…!
どこへ避難すればいいのか、誰を頼ればいいのか…、そんな不安に陥らないために、事前に心得ておきたいことをご紹介します。
出発前にできること
旅行や出張であれば少しでも荷物を減らしたいと思いますよね。ましてや防災グッズをあれこれ持っていくのは大変です。そこで、最低限所持しておきたい物をご紹介します。
・運転免許証
・現金
災害時はクレジットカードが使用できない場合があります。
・緊急連絡先のメモ
もし携帯電話の充電が切れてしまったら、家族や友人の連絡先を確認できません。
大切な連絡先は紙に書いて持ち歩きましょう。
・常備薬
・メガネ(コンタクトレンズを常用している方)
・お菓子
飴やチョコレート、ナッツ類がおすすめです。
・マスク
火災時に煙を吸い込まないためや、感染症予防になります。
旅行先や出張先で災害に遭遇した時にとるべき行動
1.観光雑誌やガイドブックを活用する
旅行であれば観光雑誌やガイドブックを持参している方も多いはずです。なかなか気にして見る機会はありませんが、実は災害や緊急時に関するページが設けられている場合があります。地元の病院や緊急事態の連絡先、避難場所などいざという時に役立つ情報が掲載されています。
2.避難所ガイドなど防災アプリを活用する
全国の避難場所を検索できる災害用アプリをご存知ですか?
GPS機能で自分の居場所を特定し、一番近い避難場所を検索してくれます。さらに、現在地から避難場所までの経路を案内してくれるので、土地勘のない場所でも安心です。
3.宿泊施設を頼る
もし、ホテルや旅館で災害に遭遇した時は、施設スタッフの指示に従いましょう。宿泊施設では万一のときに備え災害対策を整えています。自身の判断でむやみに行動するよりも安全です。
また、災害時には公共交通機関が止まったり、高速道路が閉鎖するなど、帰宅できない状況が予想されます。もし宿泊施設で災害にあった場合には、慌てて行動するのではなく、帰宅の交通手段が確保できるまで宿泊先に留まるようにしてください。また、交通機関の再開の目途が立たないようであれば、宿泊の延長ができるかを確認しましょう。
4.災害時帰宅支援ステーションを頼る
災害時帰宅支援ステーションとは、災害時に帰宅困難者を支援するための施設です。
店頭の入り口に「災害時帰宅支援ステーション」のステッカーが貼ってあるコンビニやファミレス、ガソリンスタンドなどが挙げられ、都道府県や市町村と協定を結んだ支援施設として指定されています。水道水の提供やトイレを貸してくれたり、通行可能な道路を教えてくれるなど、帰宅困難となった人たちを支援してくれます。
天気を予測することはできても、天災を予測することはできません。「まさかこんなところで災害に!」といった不測の事態において、いかに冷静な判断と行動をとれるかが肝心です。旅行期間を楽しく過ごすために、出張先で安心して仕事をするために、事前準備と知識をつけてからお出掛けください。
記事監修

株式会社パスカルは法人向け安否確認システム「オクレンジャー」をご提供し、災害時の正確な安否確認と迅速な緊急連絡を実現しています。
システム開発における30年以上の実績と知見をもとに、使いやすく質の高いサービス提供を続け、140万人以上のお客様にご利用いただいております。企業、病院、官公庁など幅広い企業のBCP対策に貢献し、皆様の安全に貢献しております。
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