01安否確認サービスの導入を検討するきっかけを教えてください。

過去の東日本大震災の経験や昨今の自然災害増加により、近い将来、緊急時の対応が多くなることが予想され、その備えが重要と考えていました。 もちろん、従来の電話による緊急連絡網はございましたが、電話だけでは限界があると考えられ、万が一の緊急事態の際、より速やかな安否の確認・情報収集と共有を行うことにより事業継続及び早期復旧に活用できるツールを検討していました。

02オクレンジャーを採用した決定ポイントを教えてください。

主なポイントは以下になります。
・価格面
・学校関係での導入実績も多く、安心感がある事。
・馴染みやすいネーミングである事。
・登録時、個人のメールアドレスを会社に開示する必要がない事。
（従業員にとってセキュリティ面で安心）
・アプリ、メール双方での利用が可能な事。
・マルチデバイス対応によりガラケー利用が可能である事。
（幅広い年齢層の従業員が利用できる環境を整備）
・スマホから配信可能である事
（PCが使用できない状況でも配信可能）
・オプションも豊富であり、特に気象自動配信に魅力を感じた事。

03オクレンジャーをご導入してからの効果を教えてください。

まずは本社で導入させて頂き、安否確認の訓練を定期的に行うようにし、周知を進めました。
また、アンケート機能が社内イベントの投票・集計にも活用できるのでは、との意見が出てきた為、早速トライする事とし全国の拠点役職者を対象に展開しました。従来はメールでやり取りしていた業務でしたが、オクレンジャーを活用する事により、やり取りの簡略化が図れ、便利さを再認識するとともに、利用者へオクレンジャーを知ってもらう良い機会となりました。

本社導入の翌年ですが、東北地方で大きな地震が発生しました。その当時、東北の拠点である仙台物流センターには未展開でしたので、電話による従業員の安否確認に時間がかかっておりました。この状況を受けまして、また発生してしまうかも知れない地震に備え、オクレンジャー展開を進める事となりました。仙台での展開にあたり、従業員からはセキュリティ面での懸念・質問がいくつかありましたが、従業員の個人メールアドレスが会社には非開示である事を説明するなどし、社員の納得を得ながら進めて行きました。

更にその翌年ですが、同エリアで前年同様に大きな地震が発生しました。前述の通り、既に仙台での展開が完了し、少しずつ使用を始めていたタイミングでした。深夜の地震ではありましたが、帰宅して自宅に居た担当者がスマホを使って配信を行い、翌朝までには全員の無事を確認し、速やかな安否確認ができました。

経営陣に対しては、集計機能を活用した正確、かつ詳細な従業員の安否報告する事ができ、オクレンジャーの認知度が高まりました。また自宅で被災した多くの従業員たちも、会社とすぐに連絡が取れ、職場の状況の情報共有を行えたことにより、安心してもらうことができました。

04今後の展望をお聞かせください。

現在は一部の拠点での展開になっておりますが、今後は、活用例を周知しながら全国の拠点への展開を検討していきたいと考えています。