お役立ちトピックス
防災グッズの定期点検
近年、地震や台風などの自然災害が全国各地で発生しています。災害自体は非常に恐ろしいものですが、災害が発生すると危機感が生まれ、防災意識が高まるきっかけとなります。
これをきっかけに防災グッズを準備した方もいるのではないでしょうか。
しかし、準備しただけで安心していませんか?
水や食料、懐中電灯など、一式セットで揃えたからいざという時でも安心!・・・本当にそうでしょうか?
防災グッズは準備しておしまいではありません。
ただ揃えるだけでなく、常に使える状態であることが重要です。
何を点検するべきか見ていきましょう。
01消費期限の確認
防災グッズの中には水や食料など、消費期限があるものも多くあります。非常用に作られたものの場合、通常の食品に比べ消費期限は長いものが多いですが、それでもいつかは期限がやってきます。
期限が切れてしまう前に普段の生活の中で実際に食べてみることで、期限切れを防ぐだけでなく、どんな味かを知ることができます。
赤ちゃんや小さいお子さんは、普段食べ慣れない味を拒否してしまうこともあります。小さいお子さんがいる家庭は普段から防災用に準備した食品を食べることで、災害時でも食べ慣れた味として抵抗が少なくなります。
また、食べ慣れたお菓子などを防災グッズに加えている人は、特に消費期限に注意が必要です。
普段から食べるようにし、食べたら補充するローリングストック法がおすすめです。
また、常備薬などがある場合も古すぎるものは新しいものに置き換えましょう。
02電池の確認
懐中電灯や携帯ラジオなど電池を用いるグッズの場合、液漏れに注意が必要です。
電池は使用中であっても未使用であっても液漏れの可能性があります。
非常時に懐中電灯を使おうとしても明かりがつかず、電池を見てみると錆びて液漏れしていた…ということがあるかもしれません。
電池はできる限り、涼しく湿気の少ない場所で保管してください。
03動作確認
防災グッズには食べ物だけでなく、懐中電灯やラジオ、カセットコンロなどの電化製品もあります。上記の「電池の確認」に加え、故障していないか、問題なく使用できるかを確認してください。
04追加するべきものはないか
生活をしていく中で周囲の環境が変化し、必要なものが変わる場合があります。はじめに準備したときは必要なかったものも、今は必要になっているかもしれません。
例えば、結婚当初準備した防災グッズ。今は赤ちゃんが生まれておむつや赤ちゃん用の食品が必要な場合などです。
防災グッズは日々更新していく必要があります。
今の自分に合った防災グッズが備えられているかの確認が大切です。
05点検の頻度について
防災グッズの点検は無理のない範囲で行うのが一番です。
企業などでは半年に一度行うところが多いようです。
また、防災に関連する日に点検するというのもおすすめです。
「防災用品点検の日」は、9月1日の「防災の日」をはじめとして、3月1日、6月1日、12月1日の季節の変わり目に制定されているので、中身を入れ替えるのにも適した時期かもしれません。
何事にも確認(点検)はとても大切です。
非常時、少しでも安心して過ごせるように日頃の備えにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
※本記事は、下記ホームページの情報を基に株式会社パスカルが作成しました。
・Panasonic「電池なるほどアカデミー」
・一般社団法人 日本記念日協会
監修者情報:株式会社パスカル
オクレンジャー ヘルプデスク
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