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予想される自然災害を紹介!減災のためにできること

公開 カテゴリー: 気象・天気に関するコラム

日本は世界的に見て自然災害が発生しやすい国です。例えば日本には活火山が多くあり、全世界の活火山のうち約7%を日本が占めています。
このように、日本は世界と比較しても災害の発生割合が高いといえると同時に、今後も大きな災害が発生する危険性を抱えているということになります。
ここでは日本で今後発生する可能性のある自然災害の中から火山噴火と台風についてご紹介します。

 

 

 

火山噴火について!発生しやすい条件と地域を紹介

 

火山噴火とは?

噴火は、地下深部で発生したマグマが地表に噴火する現象です。加工が開いてマグマの圧力が減ると、一斉に発泡し体積が増加することで噴出します。発泡が少ないと溶岩流として噴出します。

火山ができる地形の特徴、条件とは?

日本は火山列島といわれるほど火山が多く分布していますが、世界をみるとほとんど火山のない国もあります。どのような場所に火山はできるのでしょうか。

沈み込み帯(プレート境界線)

特に片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んでいる地帯。
日本の地形はこれに該当します。

海嶺

プレート同士が離れる境界線であり、プレートが生まれる場所。

ホットスポット

地下から上昇するマグマがプレートを突き抜けて地表に上がる。

2014年9月に発生した御嶽山の噴火をはじめ、過去には火山噴火によって多くの犠牲者が出ています。
日本には活火山に指定されている山が110余りあります。その中には、噴火が起きた場合に、その山だけでなく近隣の街に被害が及ぶものもあります。現在噴火の兆しがなく安全とされている山であっても、決して油断できません。
110余りある活火山のうち47火山が、火山噴火予知連絡会によって「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」に選定されています。

火山防災のために観測体制の充実等が必要な火山

 

近年、噴火活動を繰り返している火山

雌阿寒岳、十勝岳、樽前山、有珠山、北海道駒ヶ岳、秋田焼山、秋田駒ヶ岳、吾妻山、那須岳、草津白根山、浅間山、新潟焼山、焼岳、御嶽山、伊豆大島、三宅島、硫黄島、阿蘇山、霧島山、桜島、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島

過去 100 年程度以内に火山活動の高まりが認められている火山

アトサヌプリ、大雪山、恵山、岩手山、栗駒山、蔵王山、安達太良山、磐梯山、日光白根山、乗鞍岳、白山、箱根山、伊豆東部火山群、新島、神津島、八丈島、鶴見岳・伽藍岳、九重山

現在異常はみられないが過去の噴火履歴等 からみて噴火の可能性が考えられる

岩木山、鳥海山、富士山、雲仙岳

予測困難な突発的な小噴火の発生時に火口付近で被害が生じる可能性が考えられる

倶多楽、青ヶ島

日本を代表する山である富士山や熊本県の阿蘇山、長野県と群馬県の県境にある浅間山、北海道の十勝岳や青森県の八甲田山など、近畿、中国、四国を除いた各地に存在しています。上に挙げた火山は、あなたが住む町の近くにありますか?

具体的にどの山がいつ噴火するかは明らかではありませんが、それらの火山が噴火した際に考えられる被害は以下の通りです。

噴石

建造物を破壊、登山者に死傷を負わせる
噴火によって火口から吹き飛ばされる岩石です。大きな噴石となると、30cm以上の風の影響をほとんど受けず弾道を描いて飛散します。避難までの時間的猶予がほとんどないと言われており、生命に対する危険性が非常に高いです。2014年の御岳山の噴火は、噴石による被害が大きくありました。登山客を襲った噴石で、行方不明者を含め63名の命が亡くなりました。

火砕流

通過域を消失、埋没させる
噴火により放出された破片状の固体物質と火山ガス等が混合し、地表に流れる現象です。火砕流の速度は時速100km以上といわれており、温度は数百℃に達することもあります。破壊力が大きく、重大な災害要因となりえます。

融雪型火山泥流

広範囲の建物、道路、農耕地を破壊、埋没させる
火山活動により、山を覆う雪や氷が融かされることで発生し、火山噴出物と水が混合して地表を流れる現象です。流速は時速数十kmに達することもあり、遠方まで流下します。

溶岩流

通過域の建物、道路、農耕地、森林、集落を焼失、埋没させ、完全に不毛の地とする
溶けた岩石が地表を流れ下る現象です。流下速度は、比較的ゆっくり流れるので、場合によっては歩行による避難が可能となることもあります。

小さな噴石、火山灰

農作物の被害、交通麻痺、家屋崩壊、航空機のエンジントラブルなど、社会生活に影響を与える
噴石のうち、直径数cm程度であり風の影響を受けて遠方まで飛ばされるものを、小さな噴石と呼びます。火口付近では、小さな噴石でも登山者が死傷することがあります。
また、噴火によって火口から放出される固形物のうち、比較的細かいものを火山灰といいます。風によって広い範囲に拡散します。

火山ガス

ガスの成分によっては人体に悪影響を及ぼし、過去に死亡事故も発生している。火山ガスのために長期の避難生活が強いられた地域もある。また、火山噴火により噴出された岩石や火山灰が蓄積している場所に大雨が降ると土石流や泥流が発生しやすくなり、農作物や家屋にも大きな被害をもたらす。
火山活動により噴出する高温のガスです。水、二酸化硫黄、硫化水素、二酸化炭素などを主成分としていて、火山ガスを吸引すると、二酸化硫黄による気管支などの障害や硫化水素による中毒等を発症する危険性があります。

 

台風について!発生しやすい条件と地域を紹介

台風とは?

熱帯低気圧のうち北西太平洋または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを台風と呼びます。台風は、上空の風や台風周辺の気圧配置の影響を受けて動きます。また、地球の自転の影響で北~北西へ向かう性質を持っています。移動する際に海面や地上との摩擦により絶えずエネルギーを失って、2~3日で消滅します。

台風が発生しやすい場所は?

台風の発生に影響を及ぼすのが、海水の温度です。温かい界面から水蒸気を含んだ空気が上昇して雲になり、積乱雲を作ります。積乱雲になる過程で発生した熱が周囲の空気を温めることで、さらに上昇気流が発生し積乱雲が発達します。これが、熱帯低気圧です。
つまり、温かい場所で熱帯低気圧ができやすいため、台風も多く発生すると言えます。

日本国内で台風が多く上陸する都道府県は?

・鹿児島県
・高知県
・和歌山県
・静岡県
・長崎県
・宮崎県
日本列島の南側、そして九州地方に多いことが分かります。

台風による被害は毎年のように発生しています。
2017年9月に発生した台風18号は、観測史上初めて日本の本土4島(九州、四国、本州、北海道)に上陸し、各地で記録的な大雨や暴風を観測しました。
気象庁によると、台風の発生個数や日本への接近数、上陸数に長期的な増減の傾向は見られないといいますが、地球温暖化の影響により、非常に強い熱帯低気圧の数は増加し、それに伴う雨は強くなる傾向があると予測されています。つまり、大雨豪雨などによる水災にも気を付けなければなりません。

台風・大雨・豪雨による被害と身を守る行動

 

風害

風によって引き起こされる災害で、主に強風(暴風)、竜巻やダウンバースト、塵旋風などによる突風などが原因となる。屋根瓦などの飛散といった直接的な損害や、倒木・飛来物などによる建物や人体への被害がある。

高潮害

台風や発達した低気圧が海岸部を通過する際に生じる海面の高まり。陸地に海水が入り込み、沿岸部の住宅や耕地が浸水したり、人が波にさらわれたりする。

波浪害

風によって起こる波のこと。海の事故を誘発したり船舶に影響を与えたりする。岩壁に絶え間なく打ち寄せつづける波浪は岩壁を侵食してゆく。

水害

水による災害の総称であり、洪水、浸水、土石流、山崩れ、崖崩れなど水が多すぎるために起こるこれらの災害は、水害に含まれる。人命の損失、建物の倒壊などの被害がある。

台風・大雨・豪雨から身を守るための行動とは

避難情報を確認して適切に避難しましょう。避難情報は警戒レベル1~5まであります。令和3年5月からより分かりやすい指標となり、警戒レベル3以上の行動が明確になりました。

警戒レベル3:高齢者等避難

高齢者・障害のある方(その支援者)は危険な場所から避難してください。

警戒レベル4:避難指示

全員が危険な場所から全員避難してください。

警戒レベル5:緊急安全確保

すでに安全な避難ができず命が危険な状況です。

つまり、警戒レベル5が出てからの避難では遅く、警戒レベル4が避難をするタイミングであると覚えておきましょう。そして、避難場所については、必ずしも市区町村が出している小中学校や公民館が最善の避難場所とは限りません。
事前に予約ができれば安全な地域のホテルや、親戚の家を頼ることも視野に入れましょう。日頃からハザードマップを確認して、家族や周辺住民と避難について話し合っておくことも必要です。
いざという時に躊躇しないよう日頃からの備えを心掛けてください。

どのような自然災害があるのか、また事前に準備しておくこと、実際に災害が発生したときの行動を考えておくことで、被害を防げる可能性があります。
この機会に自分が住む地域の災害情報や避難場所を確認するなど、身近なことから始めてみませんか。

 

※本記事は、下記参考資料を基に株式会社パスカルが作成しました。
政府広報オンライン
首相官邸

記事監修

オクレンジャー

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