防災お役立ち情報
公開 カテゴリー: BCPに関するコラム, 企業の災害対策に関するコラム, 地震に関するコラム, 豆知識に関するコラム
突然ですが、皆さんはいつ起こるかわからない災害に対して、どれくらい準備ができていますか?
本コラムでは防災に役立つ情報を紹介します。是非参考にしてみてください。
目次
1.家の防災
-①家具を固定する
-②避難場所、避難経路の確認
-③ライフラインが止まったときの備え
-④非常食
-⑤家族や身近な人の安否確認手段の確保
2.外出先での備え
-職場での備え
-移動中の備え(徒歩や電車など)
-移動中の備え(自家用車)
1.家の防災
地震が発生すると、強い揺れにより家具が倒れ出入り口を塞ぐ、上から物が落ちてきて怪我をするなどの危険性があります。
そのような事態を防ぐには事前の準備が大切です。ではどのような準備をすればいいでしょうか。
①家具を固定する
近年発生した地震で怪我をした人の約30~50%が、家具類の転倒・落下・移動が原因でした。地震が発生した際に家具が倒れ、怪我をすることや通路が塞がることを防ぐためにも、大きな家具は壁や天井などにしっかりと固定する必要があります。
また、家具がストーブやコンロなどに転倒、落下した場合、火災などの二次災害を引き起こす可能性があります。発生した災害の被害を増やさないためにも、家具類の転倒防止対策が重要です。
②避難場所、避難経路の確認
避難通路や建物の出入り口周辺に大きな家具や倒れやすい物を置かないようにすることが大切です。
また、安全スペースを確保することも重要で、特に無防備な状態である寝室などは、寝ているときに家具類が倒れないようしっかりと固定するなどして対策をとる必要があります。
③ライフラインが止まったときの備え
電気、水道、ガスといったライフラインは大災害が発生すると、止まる可能性があります。
過去に発生した大地震では、ライフラインが9割程度復旧するまで、下表の日数を要しました。ヘッドライトやランタンなどの明かりや、カセットコンロとガスボンベなど、ライフラインが使えなくなったときに“代用”できるものを用意しておくことが大切です。
電気・水道・ガスが9割程度復旧するまでの日数
(一般社団法人 日本気象協会HPより)
④非常食
大災害が発生すると、食料、水などが不足することが考えられます。自治体の避難所などにも備蓄品はありますが、避難規模によっては決して十分とは言い切れません。
特に、ベビー用品やアレルギーを持つ人にとっては、口にできるものが少ない可能性があります。自分に必要な物資は、自分の家で備蓄することを心がけるようにしましょう。
⑤家族や身近な人の安否確認手段の確保
大災害が発生すると、多くの人が家族や身近な人の安否確認を行いますが、それにより電話の通信回線がパンクしてしまい、連絡が困難になります。
事前に災害時の集合場所を決めておくことや、緊急時の連絡手段を話し合っておくことで、スムーズな安否確認が可能となります。
・災害用伝言ダイヤル(171)
地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、繋がりにくい状況になった場合に提供される声の伝言板です。
災害時に、固定電話、携帯電話、PHS等の電話番号宛に安否情報を音声で録音(登録)し、全国からその音声を再生できます。
・災害用伝言板
携帯電話・PHSのインターネット接続機能で、被災地の方が伝言を文字によって登録し、携帯電話・PHS番号をもとにして全国から伝言を確認できます。
・災害用ブロードバンド伝言板(web171)
被災地の方が、自宅の電話番号宛に文字・動画・静止画・音声を登録し、全国からその音声等を確認することができます。
メールやアプリなどで社員や家族の安否確認ができるシステムです。大災害時も電話回線のような遅延がなくメッセージが届く、メッセージの「未既読」や回答の集計などを見ることができるなど、様々な機能を備えたものがあります。
弊社の安否確認システム「オクレンジャー」もオススメです!
2.外出先での防災
災害時、必ずしも家にいるとは限りません。職場や旅先、移動中など、様々な場面を想定しておくことで、慌てることなく行動でき、臨機応変な対応もしやすくなります。
・職場での備え・移動中の備え
移動中に多くの防災用品を持ち歩くことは難しいです。
しかし、最低限の備えをしておくと安心です。
また、職場では会社の備蓄を確認しておくことも安心に繋がります。
下表は最低限備えておきたい備蓄です。これに加え自分に必要なものをプラスすることも重要です。
(表をクリックして頂くと大きく表示されます)
職場での備え
移動中の備え(徒歩や電車など)
移動中の備え(自家用車)
日頃から防災を意識し、緊急時に備えておくことが大切です。
既に準備をしている方は、定期的に備蓄などの点検を行っておくと、さらに緊急事態への対応が落ち着いてできるようになります。是非検討してみてください。
※本記事は、下記参考資料を基に株式会社パスカルが作成しました。
【参考資料】
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