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災害対策
2020/12/01 更新

在宅避難という選択肢

在宅避難という選択肢 サムネイル

皆さんは「在宅避難」という言葉をご存じですか。
「在宅避難」とは大規模な自然災害などが発生した際に倒壊や浸水、土砂崩れ等の危険のない安全が確保されている住居であえて避難所に避難せず、自宅にとどまることをいいます。
コロナ禍で感染症への不安がある今、この「在宅避難」への関心が高まっています。今回はこの「在宅避難」のメリット・デメリットや「在宅避難」の準備についてご紹介していきます。
 

01「在宅避難」のメリット

 

住み慣れた家で避難生活を送ることができる

 
避難所では様々な人と共同生活をします。見ず知らずの人との共同生活では時間の経過につれ、ストレスを感じる方も多いようです。しかし、在宅避難であれば他人からのストレスを感じることはありません。また、住み慣れた家のため安心感もあります。

 

感染症のリスクが少ない

 
冒頭でもお話しました通り、多くの人と1つの空間で生活するわけではありません。そのため感染症へかかるリスクが少ないのです。新型コロナウイルスやインフルエンザなどの流行がある冬などはここも大事なポイントです。

 

トラブルや犯罪被害にあう可能性が少ない

 
過去の災害の際、避難所ではトラブルや犯罪が多くあったといいます。例えば支給品や食料の奪い合いや盗難・窃盗、性犯罪などです。加害者は被災者に限らず、ボランティアの人の場合もあったそうです。
在宅避難の場合、他人が自由に出入りすることはできませんので、このような被害が起こることは少ないでしょう。

 

02「在宅避難」のデメリット

最新情報の入手が困難な可能性がある

 
行方不明者の情報や支給物資の情報、救助活動の情報などの最新情報は避難所にいる場合タイムリーに入手することができます。しかし、在宅避難の場合そのような情報はタイムリーに入手するのは困難です。自宅が避難所から離れた場所にある場合、さらに困難でしょう。

 

食料、飲み物の調達が必要

 
避難所での生活の場合、必要最低限の生活物資は支給されます。しかし、在宅避難の場合は自分で調達しなければなりません。詳しくは下記の「在宅避難」のための準備でご案内しますが、「在宅避難」では事前の準備が大変重要です。

03「在宅避難」のための準備

 

1. 電気や水道などライフラインの代替手段

 
災害時には日常生活で使用しているライフラインが使えなくなる可能性があります。カセットコンロや乾電池、ポータブル充電器やペットボトルの水などを用意しましょう。
 

2. 食料、水の確保

 
最低でも3日分の食料、水を準備しましょう。3日分とはどのくらいの量なのか、以下の例を参考にしてください。
 

ご飯:4~5食分
レトルト食品:6~8食分
板チョコレート:2~3枚分
カンパン:1~2缶
缶詰:2~3缶
飲料水:9リットル

 
以上が1人で3日間に必要な量です。可能であれば1週間程度準備することをおすすめします。
 

3. 健康管理・衛生物品の確保

 
持病や障害のある場合、事前に災害時の対策を主治医に相談しておくと良いでしょう。また、在宅避難とはいえ全く避難所へ行かないということはないでしょう。そこから感染症をもらってきてしまうことも考えられますのでマスク、消毒用アルコール、体温計などの衛生物品も用意しておきましょう。
 

4. 非常用トイレの準備

 
災害の際には下水道が使用できなくなる可能性もあります。そのような時のために簡易トイレを用意しておくと良いでしょう。また、簡易トイレがなくなってしまった場合のためにレジ袋や新聞紙、ダンボールなど家にあるものを利用したり、非常用トイレの作り方なども知っておくと良いでしょう。
 

5. 情報収集

 
電気が使用できない場合の情報収集手段の代表的なものはラジオです。手回し充電式のラジオであれば電池切れの心配もなく利用できます。また、現在はSNSを利用している自治体も多くあります。熊本地震の際には給水場所や日時が自治体のSNSより配信されました。また、自治体によっては防災アプリやサイトが用意されている場合もあります。
弊社システム「オクレンジャー」を住民の方向け情報配信にご利用いただいている自治体様もございます。詳細につきましては以下をご覧ください。
「オクレンジャー 情報配信サービス」はこちら
 

在宅避難にはメリットもデメリットもありますが、準備をしておくことが大事です。休みの日を利用して2日間ほどガス、電気、水道を使わない在宅避難訓練をしてみてはいかがでしょうか。お子さんがいるご家庭の場合、家でのキャンプ感覚でかまいません。終了後に家族で何が困難だったか、他に必要なものが何だったのかを話し合うことでいざという時に困らない環境が作れるでしょう。
尚、冒頭で申しました通り「在宅避難」は自分自身やご家族にけが等がなく、浸水や土砂災害の可能性、住宅に危険な損傷などがないことが前提です。自分自身、ご家族が自宅でも安全に避難生活を送れるかを慎重に判断しましょう。

監修者情報:株式会社パスカル 
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オクレンジャーヘルプデスクは、年間6000件以上のお客様の声と向き合い、課題を解決してきたオクレンジャーを知り尽くす専門部隊です。
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