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異常気象 ~猛暑・酷暑とその対策~

公開 カテゴリー: 気象・天気に関するコラム


 

2018年夏、東日本の平均気温は前年に比べ1.7℃上回り、1946年統計開始以来もっとも高くなったそうです。また、2018年夏の最高気温は埼玉県熊谷市で41.1℃を観測し観測史上最高記録となりました。2019年に入ってからも北海道佐呂間で39.5℃を記録するなど、すでに今年の猛暑・酷暑を予兆しているかのようです。
近年なぜ日本では気温が上昇し続けるのか、原因となるいくつかの現象をご紹介いたします。
 

 

エルニーニョ/ラニーニャ現象

 
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。
 

ダイポールモード現象

 
熱帯インド洋の西部の海面水温が平年より暖かく、東部で冷たくなる現象です。この現象が起こると日本付近では太平洋高気圧が強まり、気温が高くなる傾向があるそうです。そのため、8月は(特に中旬以降)エルニーニョ現象の影響で天候不順になる可能性があるものの、9月はダイポールモード現象の影響で残暑になると予測されています。
 

ヒートアイランド現象

 
都市の気温が周囲よりも高くなる現象のことです。気温の分布図を描くと、高温域が都市を中心に島のような形状に分布することから、このように呼ばれるようになりました。ヒートアイランド現象は「都市がなかったと仮定した場合に観測されるであろう気温に比べ、都市の気温が高い状態」と言うこともできます。都市化の進展に伴って、ヒートアイランド現象は顕著になりつつあり、熱中症等の健康への被害や、感染症を媒介する蚊の越冬といった生態系の変化が懸念されています。
 

フェーン現象

 
湿った空気が山を越える時に雨を降らせ、その後山を吹き降りて、乾燥し気温が高くなる現象です。または、上空の高温位の空気塊が力学的に山地の風下側に降下することにより乾燥し気温が高くなる現象。
 

それでは猛暑・酷暑を乗り越えるためにどのような対策をとれば良いのでしょうか。
熱中症予防になるいくつかの方法をご紹介いたします。
 

猛暑・酷暑対策

 

凍ったペットボトルや凍らせたタオルを扇風機の後ろに置く

扇風機は後ろの空気を前に送り込んで風を前に出すという作りになっています。そのため、後ろに冷たい物を置くことで涼しい風がきます。ただし、凍ったものは水が垂れますので、下に受け皿を置く、またはタオルを敷くなどしましょう。
 

扇風機を外側(風が出る側を窓側)へ向ける

これは上記の扇風機の構造を利用して、部屋の熱気と涼しい外気を入れ替える方法です。外気温が下がる夜や昼と夜の温度差の大きい寒冷地などで有効です。外気温が高い時や温度差があまりない時には逆効果になりますので注意してください。
 

クーラーをつける前に除湿する

気温が同じでも、湿度が高いと暑く感じます。これは私たちが汗をかいてその気化熱を利用して体温を下げようとするためです。しかし、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなってしまうため体温を下げる働きが弱まり暑く感じるのです。そのためクーラーを利用する前に除湿することで、設定温度を低くしなくても涼しく感じることができます。
 

涼しくなるグッズを利用する

うちわや風鈴など、電気を使わずとも涼しさを感じられる涼感グッズがたくさんあります。最近では着ると涼しくなる肌着や、涼しくなる布団用シーツ、抱き枕などもあります。さらに、リネンやレーヨン、コットンなどの素材は見た目も着心地も涼しくなります。寝苦しい熱帯夜には氷枕等を利用するのもおすすめです。
猛暑・酷暑の中、熱中症にならないように冷房器具を利用しつつ、少しでも異常気象の進行を抑えるために、エコで涼しくなる方法で暑さを乗り越えましょう。
 
 

※本記事は、下記ホームページの情報を基に株式会社パスカルが作成しました。
気象庁「エルニーニョ/ラニーニャ現象とは」
気象庁「ヒートアイランド現象とはどのようなものですか?」
気象庁「予報用語 気温、湿度」

記事監修

オクレンジャー

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